しかくかんけい!
しょーくんのこと、好きなんだ……」
驚いた。
まさかそらくんが、男の子を好きなるなんて、誰が予想できただろうか。
別に恋愛なんて自由だし、好きになるのに性別なんて関係ないけど。
愛莉は、私とそらくんが恋のライバルだってわかってしまったから、あの時あんなに切ない表情であんなこと言ったんだ。
そうだ。
さっきだって、しょーくんに対するそらくんの態度はどこか冷たくて。
好きだから、照れていたんだ……
「ちょっとストップ!」
「えっ」
そらくんが急にストップなんて叫ぶから、私の思考回路は本当に一時停止した。
「違う!ない!絶対ありえないから!」
「へ?な、なにが……」
「俺あいつのこと好きじゃない!むしろきらい!」
「え?でも今、私と同じ気持ちって……」
「そうじゃなくって!だから……そのっ、」
全力で否定したと思ったら、言葉を詰まらせるそらくん。
その行動の意味がよくわからなくて、私の頭は一時停止したまま動けなかった。