しかくかんけい!
「そうだ?」
「か、カウントダウン行きませんか!」
「カウントダウン?」
「そう、年越しの!」
「……突然だね」
毎年恒例のカウントダウンイベント。
昨年は風邪ひいて行けなかったから、今年は絶対行きたいんだ、と。
「4人で!」
「……よにん、」
「うん!今度こそ、4人で花火みようよ!」
「……」
「だ、だめ…?」
無邪気というか、無神経というか。
俺の肩身、けっこー窮屈なんだけどな。
……でも。
「くくっ……それ、ちょーおもしろそう」
自然と上がる俺の口角はその選択肢しかないと判断した。
ぱあっと嬉しそうな表情になって、ハナは尋ねる。
「予約、まだ空いてるの?」
「うん、空けとく」
「やった〜!じゃあ愛莉とそらくんにも伝えておかなきゃ」
「そらっちは嫌がりそうだけどね」
「え、どうして?」
首を傾げる彼女を見て一瞬驚いたが、そっか彼女も鈍感だったよね、と納得する。
ふ、と笑いかけてくるりと窓の方へ近づく。
向こう側の棟には授業中の教室が見えた。