僕の心の中で君は生き続ける
「本城さん。ちょっとついて来て。」
「はい。」
無言のままゴールに向かって走る。
この時俺は、気づいた。本城さんのことが気にな
っていることに。考えれば考えるほど顔が赤くな
った。
「2組、ゴールしました。学校の王子様のお題
は、気になる人です。なんと言うことでしょう。
女子からの悲鳴が鳴り止みません。」
「蓮くん?」
「いや、たまたま本城さんと目があったから。助
けてくれてありがとう。」
違う。ただ目が合っただけなら、本城さんに声を
かけていなかった。本城さんに声をかけたいと思
い、声をかけた。でも、バレるのが怖かった。