❀🍞Pan・Rouge🍞 Ⅰ❀
―――あれから、数日―――
二人は一生懸命にパン作りをしたり、お菓子を作る事をした。御店を新しく立て直し、羽田菜緒-――菊地菜緒は、パティスリーとベーカリーに力を入れ、今迄以上に、働いていた。働く事は良い事だが、彼女は今、ホイップクリームを機械で混ぜており、生クリームから、ホイップクリームになるようにした。それから、砂糖を混ぜると、卵黄も混ぜる事になった。一生懸命に形が崩れないようにしており、とても美味しいチョコのロールケーキを、一つ作ってみる事にした。
菊地菜緒は―――彼女は人の形を作ったクッキーを作り、マドレーヌも人の形の焼き菓子にした。
クッキーとマドレーヌも焼き菓子で、お客様に焼き菓子を提供する事にした。とても美味しい筈。
明日は御店を休みにしており、彼女は今、その分のお菓子作りを頑張っていた―――。
『―――貴女の・・・腕前、復活出来て・・・本当に良かったわ・・・一時はどうなるかと思った。けど―――。だけど、ベーカリーとパティシエの役割りがあるんだから、良い事よね。』
―――良く・・・頑張ったわね・・・
その言葉に、彼女は母親からの褒めの言葉を聞き、涙が零れ落ちてしまった。こんなに泣いたのは、久しぶりだろう―――。母親は華と言い、彼女を抱きしめた。彼女は『―――お母さん・・』と抱き着いた。彼女は盛大に泣いており、『―――ありがとうーーー』と言う。
『―――貴女・・・こんなに、頑張っている姿をみると、とても泣きそうになるわ―――。でも、貴女は貴女らしく、とても美味しいお菓子を作りなさい。』
―――貴女なら・・・出来る・・・
―――頑張って―――
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