❀🍞Pan・Rouge🍞 Ⅰ❀
―――あれから、二人は食事を取ると、部屋でワインを見付け、飲んでみる事にした。ワインは白で―――アルコールは、七、八パーセントで、ほろ酔いの時に飲むのが、一番良いとされている。2人はテレビを付けており、丁度良く、別府温泉の事を―――報道していた。大分県の温泉だ。大分県の温泉であり、彼女は『―――大分の温泉も、良い感じよね・・・何年も前から、新型特急も走っているし、ななつ星だっけ?―――七十万もするけど、行ってみたいな・・・別府温泉に。』と笑った。彼女は『だけど、そんなお金、ないしな。』と寂し気に笑うと、智也は何か考えた。智也はふっと笑うと、『―――お前の・・・御じい様に・・・頼んでみるのはどうだ?。』と問う。
お前の御じい様―――警視総監で、かなりの金持ちだろう。お金はこういう時に使うんだ―――。
『―――どうする?行きたいんだろう?頼んでみるのは、どうだろう?』
ななつ星に乗りたい―――智也は、来年の初詣で、連れて行ってくれるらしく、早速、祖父に電話した。
『―――あの・・・御じい様・・・菜緒だけど、ちょっと頼みごとがあるんだけど―――。聞いてくれる?―――実は―――ななつ星に乗って、別府温泉に来年行こうと思っているんだけど。お金を二人分-――くれないかな?―――御店は儲かっても、給料が・・・少し低めで・・・チケットとれないんだよね・・・』
その言葉に、智也は大笑いしており、『―――良く言った・・・』と笑うと、智也は拍手をした。
金持ちじゃない振りを、何度もした事がある為、御じい様は『―――またか・・・』と呆れた。
―――省の無い・・・
二人分だな―――
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