❀🍞Pan・Rouge🍞 Ⅰ❀
漸く二人の関係を認める事になった。それから、仲間たちと家族は病院にお見舞いに行く事になり、菊池智也は笑っていた。
子供達を連れていく事になり、彼女はベビーカーに乗せていく事にした。何よりも大切なものは、家族であり、家族を守るのは男親だけでなく、子供達にも言える事である。
だから、子供を見ていると、心が落ち着いて、とても楽しみに過ごす事になっていた。
彼は三か月程、入院する事になり、怪我も治ってきている。
―――大好きだよ・・・
その時、彼女はふわりと抱きしめると、其処には―――良い匂いをした、菜緒の様子があった。彼女は智也の事が大好きで、『―――俺・・・歩けるのに、時間が掛かるんだぞ・・・』と言った。
だけど、彼女は―――菜緒は、『―――それでも・・・良い・・・』と言い切った。彼女が大事だ―――だから、離婚問題にしたくなかったが、それも覚悟をしていた。一人になった―――。だけど、今では、一人ではない―――。自分は今、一人ではない。菜緒もいるし、子供達もいる。だから、離婚はしたくない。
『―――本当に・・・ありがとう・・・お前の所為で・・・目が覚めたよ・・・いつも―――俺の事を見ていてくれて、ありがとう―――。』
―――ありがとう・・・
其の言葉に、彼女も笑って、『ーーーありがとう・・・』と言った。
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