君だけが、ずっと好き。
伊吹に睨まれるのなんて、もう慣れてるんだから。




ドーン…



(綺麗だなぁ…花火も、花火を見上げる伊吹の横顔も。)




この景色を見れるのが、私だけだったらいいのに。




「…ねぇ、伊吹?」


「なんだよ」


「…一緒に来てくれてありがとう。来年もまた来ようね?」




来年こそ、彼氏彼女として来れますよに。



なんて、何度目か分からないお祈りを花火が打ち上がる空に向けて祈った。




流れ星じゃないから効果があるかなんてわからないけど、きっと叶うって、信じてるよ。




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