オレンジ色に輝く校舎で〜君と見つめた最後の時間〜
手を握るチカラが弱くなってしまった時、
眠りについてしまっていた。
手術で疲れてしまったんだよね、
必ず幸せになれるから。
根拠のない自信が
何故かここにはあった。
一度、
体調が回復して退院した宇宙。
あくまでも一時退院ってだけで、
それも3日だけの時間。
退院した宇宙の手を握ると、
前と何ら変わらない表情をする宇宙がいて..。
この時は、
ふたりだけで会うきっかけを作ってくれたのは宇宙のご両親。
『俺、行きたいところがあるんだ』
『うん、どこ行きたい?』
『ふたつあるんだけど..ひとつは..内緒。
ついてきてくれるかな?』
『ぅ、うん..』