Seven...YUKI


「うん…分かるよ」



光輝の言いたいことは…分かる。



あたしだってそれくらい分かる。



きっと光輝は…本気であたしのことを
心配してくれてるんだ。



「ちゃんと考えるよ。
滝…さん?だって、すぐに返事は
しなくていいって言ってたし。
光輝と一緒にスタジオに行って
見学とかしてちゃんと考える」



「モデル…やりたいってこと?」



「う~ん…でも、興味はある。
今日撮影してて楽しかったし…。
それに…光輝もいるしね」



笑顔でそう言った。



「そっか…分かった」



あたしの道。



あたしの将来のこと。



あたしにモデルの素質があるなんて
信じられない。



けど…やってみたい。



今まで興味はあったけど…
別に本気でなりたいとか思わなかった。



でも…あたしにもしモデルの
素質があるなら…。



モデルに…なりたいよ。















< 291 / 591 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop