紅の華_
「ただいま〜…」
蓮が寝てるかもしれないから静かに家に上がる。
部屋も真っ暗で静かだしやっぱり寝てるのかな。
「蓮…?」
軽くノックをしてドアを開ける。
布団の膨らみが見えて安心したのも束の間────
「え……?」
部屋に入ってみると、寝ていたはずの蓮が居なかった。
あの熱じゃ歩くのもやっとなのに、一体どこに……
「靴もなかった。…電話も出ない」
ということは外に出てて、何をしてるか分からない……
ひょっとしたら熱で倒れているかもしれない…。