紅の華_
…今回はどんな手を使ってくるかな。
最早恒例行事のように感じる幼稚な嫌がらせと、毎度毎度男を使ってくる手口。
私がいちばん嫌がる事をやりたがるあの人たちには困ったものだけど、抵抗すればそれまた面倒な事になる。
「……っ、」
…完璧に油断していた。
まさか今回は、後ろから来るなんて。
それも、このハンカチについた香り…クラクラする…
「眠ってな?お姫様」
その言葉を最後に、私の意識は途切れた。