あの日、空を見上げていた。



歩いて、歩いて、ひたすら歩く。

太陽は昇っていて光を照らしているのに俺には光なんて感じない。


…暗闇、一直線なんだ。


街に出てはみた。
だけど、いつも隣には彼女がいた。

歩いても歩いても、どこに行ってみてもどうしても浮かんでは消えて浮かんでは消えて…

その繰り返しなんだ…


『きぃちゃん、だいすき!』

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