俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】
私がすきで選んだことだからこの生活が嫌だなんて思わないし、もし嫌だと思ったとしてもその思いはすぐに消している。

なにを求めても無駄だということは私がよく知っているから、慣れっこだ。



求めて、必死でなにか求めても返ってくるものは絶望だけ、それならば初めから期待しないほうが楽なのだと、私は思っていた。



そのまま時間が過ぎて放課後になって、今日も中身のない学校生活だったなあ、とため息をつく。

カバンの中に教科書を詰めて、一瞬振り返ったけれど、咲優たちは仲間内で話していたから何も言わずに教室を出た。



もう慣れたけれど、こういうところを見ると自分の存在価値を改めて知る。


結局は都合のいいときしか私は見えなくて、仮にいなかったとしても私じゃないといけないことはないのだな、と。
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