ONLY YOU~過ちの授かり婚~
「此処に書かれてるコトは事実か?純也君」

「いいえ、事実無根です!!」

俺は強い口調で反論する。

「でも・・・君の妻となる女性は川瀬徹の婚約者だろ?」

「元婚約者です!!」

「既にビル周辺には報道陣が集まってるぞ!!純也君」

副頭取はネチネチと俺を責め立てる。

「頭取・・・」

俺は雑誌の記事のページを破り捨てた。

「今度の幹部会議では君の頭取解任の議案が出そうだな・・・」

副頭取はほくそ笑んで、踵を返して頭取室を出て行った。

「くそっ・・・誰がこんなコトを・・・」

俺の神経を逆撫でるように内線電話が響く。

「こちら、頭取室・・・」

白野さんが内線電話に出た。

「頭取・・・外線一番に『共和薬品』の各務社長から電話が入っています・・・雑誌の記事について・・・」

こんな記事を書かせたのは・・・各務社長か!!?

< 151 / 196 >

この作品をシェア

pagetop