ONLY YOU~過ちの授かり婚~
ほとぼりが冷めるまで我慢と思いながらも、どんどんと波紋は広がり、ネットやSNSにも拡散し、事態の収束は全く見えなかった。
私は突然の出血で入院。医師の診察では『全前置胎盤』と言われ、このまま出産まで管理入院するコトになった。
東亜医科大付属病院。
「乃彩」
純也さんが千歳さんから連絡を受けて、お忍びで病室を訪問。
二週間振りに会う彼は少し窶れ、疲労感が漂っていた。
「純也さん…」
私がカラダを起こそうとすると彼は『寝てていい』と制した。
「すまない…俺の為に…身重の君に心配を掛けて・・・」
「純也さんこそ、大丈夫?
私とこの子は大丈夫よ。
今は自分のコトだけを考えて…」
「そんなワケにはいかない」
互いのカラダを労わり合った。
彼の大きな手が私の手を包み込んだ。
私は突然の出血で入院。医師の診察では『全前置胎盤』と言われ、このまま出産まで管理入院するコトになった。
東亜医科大付属病院。
「乃彩」
純也さんが千歳さんから連絡を受けて、お忍びで病室を訪問。
二週間振りに会う彼は少し窶れ、疲労感が漂っていた。
「純也さん…」
私がカラダを起こそうとすると彼は『寝てていい』と制した。
「すまない…俺の為に…身重の君に心配を掛けて・・・」
「純也さんこそ、大丈夫?
私とこの子は大丈夫よ。
今は自分のコトだけを考えて…」
「そんなワケにはいかない」
互いのカラダを労わり合った。
彼の大きな手が私の手を包み込んだ。