ONLY YOU~過ちの授かり婚~
俺の祝賀会を開催してくれたのはいいが…

場所は佑介さん御用達のキャバクラだった…

「さぁ~今夜、俺の奢りだから…ジャンジャン飲んでいいぞ…純也」

「はい…」

敦司さんは不在。
千歳さん、尚也さん、そして康秋男五人だけの参加となった。
そして、俺達の周りにはキレイ処のキャバ嬢が揃っている。

「全く…単に佑介がここで飲みたいだけだろ?」

尚也さんは呆れたように呟き、ポッキーを齧った。

「俺、初参戦ですけど…なかなか面白いですね…」
康秋は楽しそうに隣のキャバ譲とお喋り。

「康秋君もすっかり伊集院家に打ち解けて…良かった良かった」
千歳さんは安堵の笑みを浮かべて、水割りを口にした。

「純也、それよりも結婚式はどうするんだ?」

「結婚式??あ…」

「男のけじめとしてしておいた方がいいぞ・・・」

「そう言えば、佑介兄さんもデキ婚だったから…司君が産まれた後に…結婚式挙げたよね・・・」

「まぁな・・・」

結婚式か…乃彩のウエディングドレス姿はさぞかし美しいだろうな。

俺は彼女の花嫁姿を想像して、顔が緩んだ。


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