ONLY YOU~過ちの授かり婚~
川瀬徹は我が銀行の赤坂支店の融資担当者。
乃彩の父親は『宝和薬品』の社長。最近、資金繰りが良くなく、融資担当先の池袋支店では『実破』に分類されていた。
「ご苦労だった。壬生。下がっていいぞ」
「純也が特定の女性に興味を持つなんて・・・初めてだな」
「別に…『宝和』は山田支店長の融資担当先だ…利用出来ないか…調べただけだ」
「で、この赤坂支店の川瀬徹は??」
「あ・・・それは…今度の東南アジア出張の通訳として同行させようかと」
「通訳??それなら現地の行員に頼めば…」
「まぁ、彼は色々と優秀な行員のようだし」
「・・・俺のように自分の味方に付けようと言う魂胆か・・・」
「ん、あ・・・まぁな」
乃彩の男だった川瀬徹がどんな男か知りたいなんて…壬生には言えなかった。
俺はどうかしている。
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乃彩の父親は『宝和薬品』の社長。最近、資金繰りが良くなく、融資担当先の池袋支店では『実破』に分類されていた。
「ご苦労だった。壬生。下がっていいぞ」
「純也が特定の女性に興味を持つなんて・・・初めてだな」
「別に…『宝和』は山田支店長の融資担当先だ…利用出来ないか…調べただけだ」
「で、この赤坂支店の川瀬徹は??」
「あ・・・それは…今度の東南アジア出張の通訳として同行させようかと」
「通訳??それなら現地の行員に頼めば…」
「まぁ、彼は色々と優秀な行員のようだし」
「・・・俺のように自分の味方に付けようと言う魂胆か・・・」
「ん、あ・・・まぁな」
乃彩の男だった川瀬徹がどんな男か知りたいなんて…壬生には言えなかった。
俺はどうかしている。
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