ONLY YOU~過ちの授かり婚~
贖罪
純也side-
カンボジアのプノンペンから敦司さんと川瀬の遺体と共に、政府専用機で帰国。
その足で、伊集院家本家の邸宅に向かった。
副頭取が厳しい表情でリビングルームで俺を待っていた。
「一端の支店の行員を通訳にして、海外に連れ出すなんて…一体どう言うつもりで同行させたのか?説明して貰おうか?純也君」
未だに川瀬の死を受け入れられず心神喪失の俺を副頭取は責め立てた。
「そう純也を責めないでやってくれ」
「しかし・・・敦司君」
敦司さんが俺を庇ってくれた。
「純也も疲れています・・・今日の所は勘弁してやってください」
「・・・敦司君がそう言うんなら、仕方がない」
「ほら、行くぞ。純也」
「敦司さん・・・」
俺と敦司さんはリビングを出て、ゲストルームに向かう。
「今夜はゆっくりと休むといい。
川瀬君の告別式には私も参列する。彼は事故で死んだのではなく、事件に巻き込まれて亡くなった。お前のせいじゃない。純也」
「しかし・・・俺が川瀬を出張に同行させなければ・・・」
「そうだな・私もどうして支店勤務の彼をお前の出張に同行させたのか…疑問に思っている」
その足で、伊集院家本家の邸宅に向かった。
副頭取が厳しい表情でリビングルームで俺を待っていた。
「一端の支店の行員を通訳にして、海外に連れ出すなんて…一体どう言うつもりで同行させたのか?説明して貰おうか?純也君」
未だに川瀬の死を受け入れられず心神喪失の俺を副頭取は責め立てた。
「そう純也を責めないでやってくれ」
「しかし・・・敦司君」
敦司さんが俺を庇ってくれた。
「純也も疲れています・・・今日の所は勘弁してやってください」
「・・・敦司君がそう言うんなら、仕方がない」
「ほら、行くぞ。純也」
「敦司さん・・・」
俺と敦司さんはリビングを出て、ゲストルームに向かう。
「今夜はゆっくりと休むといい。
川瀬君の告別式には私も参列する。彼は事故で死んだのではなく、事件に巻き込まれて亡くなった。お前のせいじゃない。純也」
「しかし・・・俺が川瀬を出張に同行させなければ・・・」
「そうだな・私もどうして支店勤務の彼をお前の出張に同行させたのか…疑問に思っている」