年下男子にご注意を!
「あっ、…あのっ!ま、真尋ちゃんが言ったみたいに!茂木くんがあたし達のスコアより高かったら…。その時は……えっと…、遊びに行きま…す」


恥ずかしいけど、言えた!


噛みまくりで、ちゃんと伝わったか分からないけれど

思っていたことは全部伝えられた気がする。


「うん。お願いします」


じっと話を聞いてくれていた茂木くんがにっこり微笑んだのを見て

昔、小学校の頃男子にいじめられて以来

男の人と向かい合うことがなかった自分の

暗くて重い記憶に光が差し込んだ気がした。
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