無限ループ
「なんでそんな詳細がわかるの?茜はなんで知ってるの?」

「ん?私の親戚もここの出身でさあ、その自殺した子と学年は違ったけど、通っていた時期が被ってたみたいなの。で、教えてもらったんだよ」

茜が得意げな顔をした。

「その自殺した子、毎日何をされたかとか日記に残してたんだって。でも、具体的な名前は一切残されてなくて……
加害者の方は、厳重注意ぐらいされたみたいだけど、逮捕された人とかはいなかったみたい。今みたいに防犯カメラもなかったようだし、本人も名前を残さなかったから、なかなか真相に辿り着けなかったんだろうね」

「なんか……ひどいね。そんなの、やりきれないよ」




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