無限ループ
茜を部屋に通すと、課題を広げようとする手を掴まれた。

「智香。なにか悩みでもあるんじゃない?」

聞くまでここを動かないとでもいうような茜の迫力に負けて、ポツリポツリと夢の話を始めた。


「なんか……ごめん。私があんな話をしちゃったばかりに……」

「ううん。私が勝手に思い込んじゃってるだけなの」

「今日は、課題なんて放っておいて、何か楽しいことでもしようよ!!」




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