無限ループ
「はい、吉行・鈴山ペアな。いってらっしゃい!!」

タイムキーパーをお願いしてあったギッシーに背中を押されて、恐る恐る足を進めた。

「なに?鈴山、そんなに怖いの?」

「う、うん」

「ふうん」

ニヤリと嫌な笑みを見せたかと思ったら、吉行君は一気に駆け出した。

「えっ?ちょっ、ちょっと待ってよ。吉行君!!」

慌てて追いかけるも、震える足では到底追いつくことなんてできない。
いつのにか泣きながら階段を上っていた。

後ろにも前にも、人の気配はない。
怖くて怖くて、とにかく前に進むことしか考えられなくなっていた。





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