仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
『そんなことはないです。一目惚れだったので。むしろ断りづらかったのは向こうの方だったんじゃないでしょうか。家のことやご両親のことがありましたし……。向こうからすればいい迷惑だったんだろうなって』
『でも、お相手も好きじゃなかったら結婚を進めないんじゃないでしょうか? すみません、詳しいことを知らないので憶測になってしまいますが……』
申し訳なさそうな文面に少し頬が緩んだ。
サキさんは優しい人だ。私の相談を傷つけないようにしながら聞いてくれている。
『優しい人なんです。だからご両親のために無理をしたのかなと』
『そんなの優しい人じゃないですよ。餅さんを悩ませているんですよね?』
(真里みたいなことを言う……)
『でも、お相手も好きじゃなかったら結婚を進めないんじゃないでしょうか? すみません、詳しいことを知らないので憶測になってしまいますが……』
申し訳なさそうな文面に少し頬が緩んだ。
サキさんは優しい人だ。私の相談を傷つけないようにしながら聞いてくれている。
『優しい人なんです。だからご両親のために無理をしたのかなと』
『そんなの優しい人じゃないですよ。餅さんを悩ませているんですよね?』
(真里みたいなことを言う……)