仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
『また相談してもいいですか?』
私は帰宅してからサキさんにダイレクトメールを送っていた。
真里に相談するかどうか悩んでサキさんにしたのは、顔が見えない友人という安心感もあったのかもしれない。
それに真里はきっとこれを告げたら、おめでとうと言ってくることだろう。私の想像とは違い、両想いの夫婦なんだと。
でも、今の私は肯定されたいと思っていなかった。戸惑っているからこそ、その戸惑いをこそ肯定されて安心したかったとでも言えばいいだろうか。
しばらくしてサキさんから返事が来る。
『なにかあったんですか?』
(どこから話そう……)
悩んで、詳細部分をふんわりさせながら伝える。
会社で起きたことではなく友人関係として、今日の出来事を話した。