仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
道路の向こうを見てみると、開かずの踏切と名高い場所に引っかかったようだった。
和孝さんがハンドルに寄りかかって私へと顔を向ける。
「嫌がられなくてよかった。結婚したくなかったのはそういうのもあってさ」
「どういうこと?」
「旅行ってひとりが一番気楽でいいと思ってたんだよ。見たいものを見るならそれが一番だから。でも、結婚したらそうはいかないだろ」
「そこは心配しないでね。アンティークなら何時間だって付き合えるよ」
「もっと早く言っておけばよかったな。あのアンティーク市も見足りなかった」
「私も。次は一日中見ようね」
「だな」
自分の子供っぽい部分を隠さなくてもいい相手が、同じ趣味まで持ってくれている。しかも夫として愛してくれている。
和孝さんがハンドルに寄りかかって私へと顔を向ける。
「嫌がられなくてよかった。結婚したくなかったのはそういうのもあってさ」
「どういうこと?」
「旅行ってひとりが一番気楽でいいと思ってたんだよ。見たいものを見るならそれが一番だから。でも、結婚したらそうはいかないだろ」
「そこは心配しないでね。アンティークなら何時間だって付き合えるよ」
「もっと早く言っておけばよかったな。あのアンティーク市も見足りなかった」
「私も。次は一日中見ようね」
「だな」
自分の子供っぽい部分を隠さなくてもいい相手が、同じ趣味まで持ってくれている。しかも夫として愛してくれている。