仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
「京都もそういう決まりがあるって知ってたか?」

「えっ、そうなの?」

 初めて聞く話に驚いて和孝さんを見上げる。

「だからコンビニの看板も若干色を抑えていたり、そもそも見た目を変えていたりするんだよ」

「知らなかった……」

「次の旅行は京都にしようか。俺の話が本当かどうか調べるために」

 さらりと髪を撫でられて和孝さんに顔を寄せる。

「いっぱい旅行しすぎて、行くところがなくなっちゃいそう」

「そうなるまで連れ回そうかな」

 いたずらっぽく笑って言うと、和孝さんは私の鼻先にキスをした。

 ちゅっと触れた柔らかさに驚いて身を引こうとしたけれど、そのときにはもう腰をしっかり抱き締められている。

「ツアーまで時間があるけど、どう過ごしたい?」

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