月に魔法をかけられて
「緊張しちゃう……。大丈夫かな?」
「大丈夫ですよ。私も一緒にいますから」
あゆみちゃんは腕を上に伸ばし、身体を曲げてストレッチをしながら私に余裕な笑顔を向ける。
「あゆみちゃんは緊張しないの?」
「私、一度こういうのしてみたかったんですよね。なんか芸能人みたいじゃないですか。『今回のメイクはどうですか?』みたいなインタビューとかしてくれたらいいのにな」
「すごいね。私は無理。もう緊張しちゃって早く帰りたい気分……」
ステージの裏でそわそわしながら待っていると、司会者の声が聞こえ始めた。
『皆さまお待たせいたしました。それでは12月10日に発売される新色コスメの発表に移らせていただきます』
司会者の声とともに和やかに歓談していた会場の雰囲気が一気に静まり返る。
『今回の新色は【潤いのある艶感と品のある発色】をコンセプトにしたアイシャドウとリップの3色でございます。では前方のスクリーンを御覧ください』
すると明るく輝いていた会場の照明が少し落とされた。
『まずは大人の色気が漂うパールゴールド。日本人の肌に似合うと言われるゴールドのアイシャドウ。華やかでありながら繊細なパールの輝きで上品な目元を作り出します。続いて、キュートな雰囲気から柔らかい女性らしさを演出するパールピンク。濡れたような艶と微細なパールが透明感のある目元に導いてくれます。そして最後に大人可愛い華やかなパールローズ。色っぽいローズカラーで深みと奥行きのあるセクシーな目元に仕上がります。リップはそれぞれの目元に合わせて、艶やかに発色する3色をご用意いたしました。ではこれから実際の発色を御覧いただきたいと思います』
司会者がそう告げたところで、瞳子さんが「頑張って」と私たちを送り出す。私は大きく息を吐くと、あゆみちゃんと一緒にステージへと向かった。
「大丈夫ですよ。私も一緒にいますから」
あゆみちゃんは腕を上に伸ばし、身体を曲げてストレッチをしながら私に余裕な笑顔を向ける。
「あゆみちゃんは緊張しないの?」
「私、一度こういうのしてみたかったんですよね。なんか芸能人みたいじゃないですか。『今回のメイクはどうですか?』みたいなインタビューとかしてくれたらいいのにな」
「すごいね。私は無理。もう緊張しちゃって早く帰りたい気分……」
ステージの裏でそわそわしながら待っていると、司会者の声が聞こえ始めた。
『皆さまお待たせいたしました。それでは12月10日に発売される新色コスメの発表に移らせていただきます』
司会者の声とともに和やかに歓談していた会場の雰囲気が一気に静まり返る。
『今回の新色は【潤いのある艶感と品のある発色】をコンセプトにしたアイシャドウとリップの3色でございます。では前方のスクリーンを御覧ください』
すると明るく輝いていた会場の照明が少し落とされた。
『まずは大人の色気が漂うパールゴールド。日本人の肌に似合うと言われるゴールドのアイシャドウ。華やかでありながら繊細なパールの輝きで上品な目元を作り出します。続いて、キュートな雰囲気から柔らかい女性らしさを演出するパールピンク。濡れたような艶と微細なパールが透明感のある目元に導いてくれます。そして最後に大人可愛い華やかなパールローズ。色っぽいローズカラーで深みと奥行きのあるセクシーな目元に仕上がります。リップはそれぞれの目元に合わせて、艶やかに発色する3色をご用意いたしました。ではこれから実際の発色を御覧いただきたいと思います』
司会者がそう告げたところで、瞳子さんが「頑張って」と私たちを送り出す。私は大きく息を吐くと、あゆみちゃんと一緒にステージへと向かった。