月に魔法をかけられて
それを言葉に出していいのか困った視線を向けていると。
「俺が好きだって言っても女性は誰でも頷いてくれないよ。美月だってほら頷かないだろ? こんな話を美月にするのはどうかと思うけど、俺は今まで女なんて本気になるの面倒くさいし、結婚は見合いでもして適当な女とすればいいと思ってたんだよね。だけど少し前からすごく好きな女性がいてさ。結構俺なりにアピールしてるんだけど、その人の気持ちが全くわからなくてな。俺に好意を持ってくれてるのかなと思うこともあるんだけど、やっぱり俺にあまり興味がなさそうにも感じるし、気持ちが全くわからないんだよな。初めてこんなに好きだと思った女性だからさ。もし『好きだ』って言って断られたら、俺すごくショックだし、気まずくなってもう会えなくなることだって有り得るだろ? そうなったら絶対に嫌なんだよな。だから俺は相手の女性が俺のことを好きになってくれるまで待とうと思ってるから。そういうことだから俺のことは気にしなくていいよ。それより今は美月のごはんが食べたい」
副社長はにこっと微笑んで再び箸を手に取ると、また美味しそうにごはんを食べ始めた。
副社長は本気で絵奈さんのことが好きなんだ。
副社長にこんなに愛される絵奈さんがうらやましい。
こんなことなら副社長に惹かれている自分になんて気づきたくなかったよ……。
副社長の突然の告白で相当のショックを受けてしまった私は、泣きそうになるのを必死で堪えながら、小さなロールキャベツを1つ飲み込むことが精一杯だった。
「俺が好きだって言っても女性は誰でも頷いてくれないよ。美月だってほら頷かないだろ? こんな話を美月にするのはどうかと思うけど、俺は今まで女なんて本気になるの面倒くさいし、結婚は見合いでもして適当な女とすればいいと思ってたんだよね。だけど少し前からすごく好きな女性がいてさ。結構俺なりにアピールしてるんだけど、その人の気持ちが全くわからなくてな。俺に好意を持ってくれてるのかなと思うこともあるんだけど、やっぱり俺にあまり興味がなさそうにも感じるし、気持ちが全くわからないんだよな。初めてこんなに好きだと思った女性だからさ。もし『好きだ』って言って断られたら、俺すごくショックだし、気まずくなってもう会えなくなることだって有り得るだろ? そうなったら絶対に嫌なんだよな。だから俺は相手の女性が俺のことを好きになってくれるまで待とうと思ってるから。そういうことだから俺のことは気にしなくていいよ。それより今は美月のごはんが食べたい」
副社長はにこっと微笑んで再び箸を手に取ると、また美味しそうにごはんを食べ始めた。
副社長は本気で絵奈さんのことが好きなんだ。
副社長にこんなに愛される絵奈さんがうらやましい。
こんなことなら副社長に惹かれている自分になんて気づきたくなかったよ……。
副社長の突然の告白で相当のショックを受けてしまった私は、泣きそうになるのを必死で堪えながら、小さなロールキャベツを1つ飲み込むことが精一杯だった。