月に魔法をかけられて
──ルナ・ボーテがあなたに贈る新ブランド──

『ルフレ・フルール』

素肌のようなキメ細かくてなめらかな透明感。
輝く艶と上品さを兼ね備えたシルクのようなフェイスパウダー。
あなたの肌をふんわりと包み込みます。

月の女神が、今あなたに魔法をかける。

ルナ・ボーテ、ルフレ・フルール 新発売。




「わぁぁぁ! このCM……」

「どう? なかなかいい具合に仕上がっただろ?」

「すっごくすっごく素敵! どうして教えてくれなかったんですか……」

「教えたら面白くないだろ? 美月の反応が見たかったんだから」

そう言って意地悪っぽくふわりと笑う。
そしてそのまま私を抱き寄せると、腕の中にすっぽりと包みこんだ。

「美月、いつも俺をサポートしてくれて、こうして一緒に新ブランドを見届けてくれてありがとな」

耳元で柔らかな低い声が響く。

「壮真さん……」

名前を呼んだと同時に副社長の顔が近づいてきて、優しく唇が重なった。

温かいキスが落とされる。

優しく触れるだけのキスをしたあと、副社長はゆっくりと唇を離すと、にこっと微笑みを向けて私の髪の毛に触れながらそっと耳にかけた。

「美月、大好きだよ」

「私も壮真さんが好きです」

「これからこのコンパクトで世の中の女性みんなに魔法がかけられたらいいよな」

「うん。そうなると素敵……」

みんながこのコンパクトで輝きを放つことを想像すると、自然と笑みがこぼれてくる。

それに応えるように副社長も穏やかに目を細めた。

「俺と美月のような幸せの魔法がかかるといいな──」




Fin
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