ホーム越しのふたり【完】
何かスポーツをやっているのだろうか。
背も高くて、少しだけ着崩した学ランもサマになっている。
あちらは私の視線には気付かないようで、イヤホンをして小刻みに首を動かしていた。
私が彼のことを気になりだしたのは、いつも決まってこの時間に向かい側のホームにいると気付いたからだった。
やけにいつもこの時間にいるな、と思ったらそれからはもう彼のことを視線で追っている自分がいた。
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