そろそろきみは、蹴られてくれ。
しっかりと、しなきゃ。
わたしのなかで答えを出して、橘に言わないと。
すぐにはまとまらなかったら、まとまらないことを伝える。
逃げてばかりでいた、と、深く知ったんだ。
逃げない、って、宣言を。
それから、ぜったいに気持ちを伝えるって、覚悟を。
「……っ、橘、ごめん」
どうして。
ごめん、それしか言葉が出てこない。
どうしよう。
言いたいことは、自分ですらも把握できないほどにあるのに。
酸素を求めるようにして、答えを探す。口はぱくぱくと動くのに、声が、思考がついてこない。