月が綺麗ですね、の国に恋したの♡
屋上に行くと、真野がまっすぐに俺を見据えてきた。
「森谷さん・・・ずっと、あなたが好きでした。付き合ってもらえませんか?」
彼女の真剣なまなざしに、少しひるみながらも俺は答えた。
「ごめん・・・これから、半年ごとに東京とLAを行ったり来たりする生活になるのは知ってるよな?実のこと言うと、君のことよく知らないし」
「じゃあ?今から知ってください。友達からでもいいので」
「そうはいってもなぁ。引継ぎだなんだで、渡米までほとんど時間がないんだよ」
「渡米してからでも。テレビ電話でも何でもあるじゃないですか。ね、友達になりましょ・・・って、ホントは彼女がいいけど」
彼女が、ここまで押しの強い女性だとは知らなかった。職場では、割と大人しいほうなのだが。
「約束は、できないよ?それでもいいなら・・・」
「はいっ、よろしくおねがいします。ではっ」
楽し気に踵を返して、階段を駆け下りて行った。おいおい、転ぶなよ、と思いつつ・・・。ため息をひとつついた。面倒なことになっちまったな。そう思うなら、はっきり断ればいいのに、我ながら、優柔不断なところがある俺だ。
営業部に戻ると、後輩の佐野隆を呼んだ。俺がLAに行っている間、俺の担当の顧客は彼に任せることになる。今日は、3社ほど同行してもらうつもりだ。
「森谷さん・・・ずっと、あなたが好きでした。付き合ってもらえませんか?」
彼女の真剣なまなざしに、少しひるみながらも俺は答えた。
「ごめん・・・これから、半年ごとに東京とLAを行ったり来たりする生活になるのは知ってるよな?実のこと言うと、君のことよく知らないし」
「じゃあ?今から知ってください。友達からでもいいので」
「そうはいってもなぁ。引継ぎだなんだで、渡米までほとんど時間がないんだよ」
「渡米してからでも。テレビ電話でも何でもあるじゃないですか。ね、友達になりましょ・・・って、ホントは彼女がいいけど」
彼女が、ここまで押しの強い女性だとは知らなかった。職場では、割と大人しいほうなのだが。
「約束は、できないよ?それでもいいなら・・・」
「はいっ、よろしくおねがいします。ではっ」
楽し気に踵を返して、階段を駆け下りて行った。おいおい、転ぶなよ、と思いつつ・・・。ため息をひとつついた。面倒なことになっちまったな。そう思うなら、はっきり断ればいいのに、我ながら、優柔不断なところがある俺だ。
営業部に戻ると、後輩の佐野隆を呼んだ。俺がLAに行っている間、俺の担当の顧客は彼に任せることになる。今日は、3社ほど同行してもらうつもりだ。


