どうして・・

···結婚に向いてない


私は父と
新居の片付けと荷物の持ち出しに来た。

新の荷物には
さわらずに
自分の物だけを片付ける。

新しい家電や家具類は
新が美春と使えば良いと
思っていた。

まあ、私と二人で選んだものだから
嫌かも知れないが
自分が使うことには
抵抗があったから
そのぐらいの意地悪は
やっても···と····思った。

まあ、新が私と選んだ時の事を
覚えていればだが
それは····ないだろう·····
そう思っていた。

父に
「後の物は
全てあちらに任せて下さい。」
と、言うと
父は、
「わかった。」
と、言ってくれた。

私は、会社から少し離れた所に
マンションを借り
必要最低限の家電と家具を
購入した。

今は、なにも考えずに
住めて、寝れたら良い······と。

私は、つくづく結婚に
縁がないのだと思った。

律の時も····新も·····だ。

私の何が行けないの···だろう····か

でも···もう··恋愛は····こりごりだ····

ずっと一人で良い
老後はドイツで静に暮らしたい。
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