どうして・・

···最後の話し


戻ると、美春は出勤する所で
奥菜先生からの請求書を渡した。

それから、通帳と印鑑を渡し
明日の13時に事務所に来るように
言われた事も伝えた。

ブチブチ言っていたが
俺は、不動産屋に向かうため
部屋をでた。

支払いに行くかわからないが
きちんとつたえた。

不動産屋は、転勤なら仕方ないと
言ってくれて助かった。

翌日には、北海道の寮へと
荷物を送る。
俺は、服以外必要無いので
家電や家具は
リサイクル業者に見て貰い
買い取ってもらった。
真新しいから高額で買い取って
くれたら助かる。

電気やガス、水道は停める
手続きを済ませた。

その夜、美春が帰ってきて
「美春、話がある。」
と、言うと
疲れてると文句を言っていたが
そばに座らせた。
そして
「今日で終わりだ。
ここも解約したから
明日には出ていかないと行けない。
俺は、お前の嘘を真に受け
両親も彩羽も、会社からの信頼も
全てを失った。
でも、全て俺自身が
バカだったからだ。
お前に恨み辛みはある
だけど、もう、二度とお前には
関わらない。
大きな代償だったが
いちからやり直すつもりだ。
美春、お前に罪の意識があるのか
わからないが、
少しでもあるなら
これからの人生を真面目に
生きてほしい。」
と、言い
俺は、自分の荷物の片付けにいった。

明日は、リサイクル業者が
引き取りに来る
それから、鍵を返して
完了となる。

荷物は明日、宅配で送る。
1日カプセルホテルに泊まり
会社からの入金を確認して
奥菜先生に支払いをして
空港に向かうつもりだ。
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