どうして・・

···今は無理でも


彩羽には、辛い内容もあったが
彩羽は、涙を流したり····
驚いたり····
辛い顔をしたり·····しながら
聞いてくれた。

「俺は、彩羽を傷つけた。
そんな俺だけど
俺、彩羽にそばにいて欲しいんだ。
ずいぶん勝手な事を言っているのは
わかっている
だけど、ごめん
本当にごめん
でも、俺は彩羽にそばに
いて欲しい。
だめ····かな·····」
「私、会社で律に見られていたなんて
知らなかった。
······恥ずかしい。

でも······ごめん····ね

なんか、もう恋とか恋愛とか
怖くて····出来そうに···ないの。

今は、律はそう言ってくれてるけど
少し·····過ぎる·····と···

一年後····もしくは·····五年後····

やはり、嫌になった
と、言われるかもしれない。

もう、そんな気持ちを
味わいたくないの。

だけど、おばあちゃまが
ここに住みなさいと
言っているのだから
私の意見は必要ないよ。
同居者として
宜しくお願いします。」
と、言ってくれた。

今は、どんなに気持ちを伝えても
彩羽には届かないと思い
「ありがとう。
こちらこそ、宜しくお願いします。」
と、言って

引っ越しの準備があるからと
今日は、帰った。

傷つき、全てを諦めている····

彩羽に····

 少しずつ·····少しずつ·····

  浸透して···行こうと改めて誓った。
< 56 / 96 >

この作品をシェア

pagetop