どうして・・

···幸せを願う


更に三年が過ぎ

美春は、あの日から
少しだけ明るさを取り戻し
自分の幸せも考えるようになっていた。

ママの信頼の元
新しい店を任されて
頑張っている。

男への信頼は中々持てずに
独り身を謳歌している。


元夫の池谷氏も
美春の店を接待で使ってくれている。


そんな日々の中でも
彩羽の幸せを
心の片隅で願っている。
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