不埒な旦那様に愛されて~婚約した相手はラスボス級の権力を持つ冷たい旦那さまでした。
「なるほど、経験ある、ムカつく女かと思ったけど、未経験なのか」
そう言われて美奈が俯けば
「なんだ、案外可愛い所もあるじゃん」
そう言われて美奈もその頬を赤らめる。

「本気でそう思っていますか? 社長?」
そう聞かざるえれなかったのは、顔に明らかに、嫌そうな表情を感じ取れてしまったから……。

正直、嫌がられた可能性もあるのだ。
となれば友達登録も白紙かなと思っていたら……。

彰がとんでもない質問をしてきた。

「一ついいか? 美奈、お前本当に……処女か?」
その問いかけに美奈は押し黙る。

それは答えを聞かれる方はものすごーく恥ずかしく……そして、聞く方は、不愉快になる事が多いい第一NGワードの一つだった。

美奈が少し困ったような顔で
「本来なら、婚約者なら、処女がいいんですよね? あのサイトだと、定義上」
そう言われて彰が頷く。

そして、友達付き合いなら、処女は、当然ながら重たい相手として敬遠される。
理由は、遊びに向かないうぶな女性。
という扱いを受けるから……。

つまりは、美奈が初めて、募集をしたのは婚約者募集の方だ。
この定義が通るなら、美奈は自然と処女だと名乗った様な物である。
それをあえて聞いて来るっという事は、裏を返せば婚約者などではなく、現段階友達認定された美奈がもしも、処女だと知られたら、この場で友達解消されてしまう恐れがあるのだった。

美奈が俯くと
「当然、処女ですよ、捨てられますか? 嫌というか、かなり、めんどくさいでしょ?」
そうあざ笑えば彰が
「最低だな、お前! 」
そう、不愉快に吐き捨てる様に呟くその声が聞こえた。

「えっ?」
思わず出た少し小さな声に彰が
「ところで、さっきの5万、何処にしまった?」
そう問われて美奈が戸惑った。

「な、なんで、あれは単に、手切れ金ですよね? 婚約できなかったから」
そう言えば彰が頷くと
「だからだ、返してもらう」
そう言われて何が何だかわからず泣き始めた。

「なんで、私にはそのお金をもらう権利は無いと??? 彰さん、答えてよ!!!」
そう泣き叫べば彰が溜息をつくと美奈のバックを掴みその中身を空けると
「あった、あった……これだな」
そう言っておもむろに財布を取り出した。

美奈が絶望に打ちひしがれる中、その動作をただ進めて行く。
美奈の財布から5万抜き取り、そのまま美奈の携帯に手をかけると何の断りもなく電源を入れた。

「ちょっ、やめて、触らないで」
そう泣き叫んでも動作を辞める事は無い。

アプリの起動音がして美奈に
「パスは何を使っているんだ? 美奈」
そう言われて美奈は言いたくないと首を左右に振った。

「美奈、もう一度聞くよ、パスは何」
その声はこんな酷い事をしているのに何処か温かみがあって何処か優しい。

美奈が涙を流し嫌がれば
「最終確認だ、美奈、パスワードはいくつだ?」
ここのパスは好きな数字を入れる事で成立する。

つもり自然と数字4文字とするのだ。
彰に問われても美奈は教える気はない。

すると美奈に彰は
「そんなにがんに拒むなよ、虐めたくなるじゃないか?」
そう言われて美奈の体にかけられたシートベルトを解くと
「本当は初日だし、こんな事はしたくないのだけどな? 美奈、言わないお前が悪いんだぞ」
そう言うと車を降りた。

戸惑えばすぐに助手席の扉が開き美奈の腕を掴むとそのまま乱暴に引きずって下される。

痛みに涙が流れれば美奈の体は彰の手でどんどん森の中へと連れ込まれていった。
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