契約ウエディング~氷の御曹司は代役花嫁に恋の病を煩う~
「そうだ。大河さんの方から…充子叔母様に言ってくれないか?」

「何を?」

「俺と杏南のコトに口を挟むなと」

「母さんは二人に何を口挟んでんだ?」

「子作りだ…」

「子供のコトか…お前の子供を切望しているのは長野に居る源吾さんだ…母さんじゃない」

「父さんが??」

「そりゃこのままだと…俺達に長谷川家を乗っ取られるんじゃないかと危惧してんだろ?」

「どうして?」

「当主はお前でも…事実上『長谷川不動産』を継いだのは俺だ。会社が持つ不動産は全て会社のモノ。お前のモノじゃない」


さっさと俺に当主の座を押し付けて、隠居したクセに。

「お前には隠していたが…源吾さん…余り調子が良くないらしい。その辺もあって…早く孫が見たいんだと思うぞ。
母さんもその事情を知ってる。お前も考えてやれ…俊吾」

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