贅沢な寂しさ ~身分違いの結婚

結愛には もう受験の苦労は ないから。

幼稚園の後は 趣味の習い事に 専念できた。


結愛が 今 習っているのは

クラシックバレエと ピアノと スイミング。


小学校を受験する子は この時期 

たくさんの幼児教室に 通わなければならない。


結愛も 幼稚園の受験前 教室に通ったけど。

3才の子供に 教えられることは 限界がある。


幼稚園の受験は 子供本人よりも

親の出身校や 勤務先など

家庭環境で 選抜されてしまう。


まだ 子供達には それほどの 差はないから。


3才で 特別な人生を 手に入れた子供達は

余裕をもって 得意分野を 伸ばせる。


才能のある子どもを 育てることも 

結局 経済力次第だってことに

私は 結愛を育てながら 気付いた。


結愛は 都心の高級マンションに住み

いつも 質の良い 子供服を着て

高級なレストランで 普通に食事をする。


私が 大人になって 初めてしたことを

結愛は 無意識に 経験している。


結愛は 悠樹の子供だから…


自分の子供の 豊かな生活は 嬉しいけれど。

私が経験した 子供時代と あまりにも違うから。


きっと 結愛は この先

私には わからない苦労を するのだろう…


そんな時 私は 結愛のために 何ができるのか。

自分は 経験したこともない 

結愛の痛みを 共感してあげられないだろう。


やっぱり 私には 荷が重すぎる…


私は 本当に この先 家族を支えられるのか。

誰にも 相談できない不安に 

私は 押し潰されそうになる。






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