贅沢な寂しさ ~身分違いの結婚

予想外の 妊娠に 私は 驚いたけど。

悠樹は 心当たりが あるようで。

「やっぱり…」

私が 妊娠を告げたとき そう呟いた。


「悠樹さん?」

「んっ?最近 明日香 すごくって。ちょっと ヤバかった時が あったから。」

「すごいって?」

「んんっ?それ 俺に 言わせるの?すごく 気持ちいいってこと。」

「もう…でも また 少しお預けよ。」

「赤ちゃんのため。明日香も 無理しないでよ。」

「もちろん。私 結愛の時よりも 年を取ったから。」


悠樹は 出産前後に 時間が取れるよう

仕事の内容を 見直すと言って 張り切っていた。


お義父様もお義母様も 私の妊娠を とても喜んで

「明日香ちゃん 体がキツイ時は 結愛ちゃん 預かるから。いつでも言ってね。」

と 優しい言葉を かけてもらった。


結愛も これから生まれる子も

柴本家の 大切な子供だから。


私は 遠慮しないで お義母様を 頼るつもりだった。


だんだん 大きくなる お腹を撫でて 結愛が言う。

「ママ。赤ちゃんに 早く会いたいなぁ。」

「赤ちゃんも きっと早く 結愛ちゃんに会いたいって 思っているわ。」

「結愛ね いっぱい赤ちゃんと 遊んであげるの。」

「ありがとう。ママ すごく助かるわ。」

「弟かな…妹かな…?」

「どっちだろうね。楽しみね。」


3人家族は 悠樹がいない時

ずっと結愛と 2人きりで。


新しい命が 加わることで

どんな風に 生活が変わるのか


不安も たくさんあるけど…


でも 私は もう大丈夫。


自信を持って 子供達を 育てていこう。

困ったときは 助けてくれる家族が いるから。









< 88 / 90 >

この作品をシェア

pagetop