贅沢な寂しさ ~身分違いの結婚

子供が 2人になったことで

私の生活は 恐ろしく忙しい。


結愛と旭に 年齢差があることで

2人のコミュニティーが 別々だから。


あんなに 寂しいと思っていた毎日は

目が回るほど 忙しくなって…


悠樹は 結愛の時以上に

積極的に 育児を 担ってくれるから。


私は 慌ただしくも 充実した日々を 過ごしている。


「旭 やっと寝たよ。」

「悠樹さん。いつもありがとう。」

「ううん。明日香こそ。毎日 お疲れ様。」


「結愛ちゃんが お姉ちゃんで 助かるわ。」

「そうだね…でも明日香。旭が 生まれる前より ずっと良い顔しているよ。」

「やだ 良い顔だなんて。」

「本当だって。キラキラしてて 眩しいくらいだよ。」

「悠樹さんったら。」


「俺さ。明日香が ずっと寂しそうにしていること 気がかりだったんだ。俺と結婚して 明日香 色々 辛いことも あったろう?でも 明日香なら 絶対に 乗り越えられるって 俺 思っていたから。ただ 見守ることしか できなくて。ごめんな。」


「ううん。私こそ。こんなに 幸せだから。寂しいふりして 悠樹さんを 困らせてみたかったの。」


「明日香…これからも よろしくな。」

「私こそ。お義父様達みたいに いつまでも 仲良くしましょうね。」


「うん… ねぇ。3人目とか どう?今夜あたり…?」

「悠樹さん…?」

「嘘。でも そろそろ 寝ようよ。旭が 目を覚まさないうちに…」


悠樹に 肩を抱かれて 寝室に入る夜。


今でも 時々 生活習慣の違いに

戸惑うことは あるけれど。


これからだって まだたくさん 

悩むことも あると思う。


子供達のこと

悠樹の仕事のこと

お義父様やお義母様のこと…


でも私は きっと 乗り越えていける。

悠樹を 愛しているから。

悠樹にも 愛されているから。


また 寂しくなったら 素直に伝えよう。

側にいてほしい日は 少し甘えてしまおう。


そうやって 何十年かして

お義父様達のような 素敵な夫婦になろう。


いつか 子供達が 自慢できるように……












                ~end




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