今日も、私は瀬那先生を誘惑します。


「瀬那先生?」

「驚かせたか、ごめんな。呉羽さ、もうちょい右から投げてみな」



瀬那先生はそう言って、私の肩を持ちながら少し右へと私を移動させた。



「うん。ここだな」



瀬那先生に言われるがまま、そこから投げてみると……なんとピンを8本も倒せた。



「えっ⁉︎やった!8本も倒せたー!」



嬉しさのあまり、すぐ後ろで私のことを見守ってくれていた瀬那先生に駆け寄った。



そのまま勢いでハイタッチをして、全力で瀬那先生と喜んだ。



先生とハイタッチしちゃった……。



席に戻って冷静になった瞬間、急に恥ずかしくなってきた。

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