今日も、私は瀬那先生を誘惑します。
そう思うと、胸の奥がチクッと痛んだ。
瀬那先生のためにも初スペア取ろう……!
今度こそと思いながら、私は思いっきり球を投げた。
「やったーっ!」
人生ではじめてのスペアを取ることができた。
門奈くんと瀬那先生のおかげで、私はその後もガーターはもちろん取らなくなり、多くのピンを倒した。
その結果……私たちのチームが1位となった。
一応勝負なので、最下位のチームが1位のチームにボーリング場内にあるカフェでご馳走するということになっていた。
最下位になったチームには、D組の担任の小栗先生がいた。
偶然にも両チームに先生がいたので、先生同士で奢り奢られることが決定した。
残りのメンバーはその場であみだくじで決め、私はC組の女の子に奢ってもらうことになった。