それは運命。【完】
3人は顔を合わせ、

『…マヒルちゃん。顔をあげて?』

私は顔を上げる。

『キラはマヒルちゃんを守るために自ら動いた。

キラが動かなかったら、マヒルちゃんは

死んでしまっていたかもしれないのよ?』

『私はっ……何度も思いました。

キラじゃなくて私だったら良かったのにって…。』

パチンッ

『…リラ?』

『マヒルの馬鹿!なんでそんな事言うの?!

キラが…体をはって守ったの!

キラのことを考えてあげて…。』

『…ごめん。』

『マヒル、リラちゃん、おじさん、おばさん。』

『アサヒくん…キラはどうだったの?』

『はい。

処置も終わり、一命を取り留めたので

大丈夫ですよ。』

『よかったぁ。』『フゥ……。』『良かったなぁ。』
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