切ないほど、愛おしい
この2か月で俺の読書量は異常に多くなった。
仕事にも行かず、テレビも見ず、乃恵に周囲にある医療機器に配慮して携帯もパソコンも使ってない。
ただ乃恵の横に座り、一日を過ごす。
そんな生活の中で、多い日には一日数冊の本でしまう時もある。
「本の山が日に日に大きくなるね。そのうち本に埋もれてしまいそうだ」
乃恵の診察に来た山神先生の楽しそうな顔。
「先生がたくさん貸してくださったんじゃないいですか」
「そうだっけ?」
そうだっけって。
毎日のように持って来てくれるから、どんどん増えるんじゃないか。
「香山さんとは、趣味が合うからつい楽しくなってしまって。迷惑だった?」
「いえ」
そんなことはない。
先生のおすすめは、俺の好みにピッタリだし。
いい気分転換になる。
「本ばっかり読んでないでたまには外に出たらいいじゃないですか」
一緒に来ていた看護師が不思議そうな顔をした。
「そうですね」
答えてはみたが、乃恵の側を離れるつもりはない。
いい加減このままでいいとは思っていないんだが・・・
その時、
トントン。
病室のドアをノックする音がした。
仕事にも行かず、テレビも見ず、乃恵に周囲にある医療機器に配慮して携帯もパソコンも使ってない。
ただ乃恵の横に座り、一日を過ごす。
そんな生活の中で、多い日には一日数冊の本でしまう時もある。
「本の山が日に日に大きくなるね。そのうち本に埋もれてしまいそうだ」
乃恵の診察に来た山神先生の楽しそうな顔。
「先生がたくさん貸してくださったんじゃないいですか」
「そうだっけ?」
そうだっけって。
毎日のように持って来てくれるから、どんどん増えるんじゃないか。
「香山さんとは、趣味が合うからつい楽しくなってしまって。迷惑だった?」
「いえ」
そんなことはない。
先生のおすすめは、俺の好みにピッタリだし。
いい気分転換になる。
「本ばっかり読んでないでたまには外に出たらいいじゃないですか」
一緒に来ていた看護師が不思議そうな顔をした。
「そうですね」
答えてはみたが、乃恵の側を離れるつもりはない。
いい加減このままでいいとは思っていないんだが・・・
その時、
トントン。
病室のドアをノックする音がした。