君のとなりで恋をします。─下─
「…どう思った?」
「何が…?」
「もし私と桜ちゃんが付き合うことになったら…〝嫌だ〟と思った?」
「…そんな……」
〝嫌だ〟なんて、思えるわけない。
それで咲花と桜河が幸せになれるなら、喜ばしいことだ。
大好きな二人の幸せを、願えないはずなんてない。
それなのに……
「少しでも〝嫌だ〟って思ったなら…
…それが香純の答えなんじゃない?
───本当はもう、香純にとって桜ちゃんは〝ただの幼馴染み〟じゃないんでしょ?」
「そ…んなこと……─────…」
「────あるよ、そんなこと。
2人のことを見てればわかる。」
そう言い切った咲花は、すごく柔らかい笑顔を浮かべていて…
数日ぶりに見たその笑顔に、私の涙腺は途端に緩む。