君のとなりで恋をします。─下─
「お前らこそ、デートなんだろ?
早く行けよ。」
「言われなくても行くよ。
行こう!柊吾!」
「うん。
…って言っても、駅までは桜河と同じ方向だけどね。」
…そっか。
どこに行くにしても、とりあえず駅までは出なければならない。
この町から駅に向かうバスの本数も限られてるし…
「まじかよ…
お前らも同じバスに乗るの?」
不満そうな顔をして言う桜河。
「仕方ないじゃん。
この町で出来ることなんて限られてるし。」