君のとなりで恋をします。─下─
「……香純!?なんでここに…」
私を見るなり動揺する彼と、彼にぎゅっと抱きつく桃奈さん。
まるで“柊吾は渡さない”とでも言うように…
あぁ…なんかもう…
疲れたな。
桃奈さんの行動に腹を立てたり、柊吾の気持ちを疑ってしまったり…
そしてその度に、自分の心の狭さを思い知らされて…
全部全部、もう疲れたや…。
「…ねぇ、柊吾。
─────…もう…別れよっか。」
気づいたらそんな言葉が出ていた。
まさか、私の口からこんな事を言う日が来るなんて…想像もしていなかったけど。
「…え……ちょっと待って、香純!
これには理由が…」
必死に弁明しようとする彼を、私は遮る。