泣いて、凪いで、泣かないで。
「お邪魔虫は消えてもらおうか~」


山内は私の腕を掴み、そのまま地面に投げ飛ばした。


「いたっ」

「みーちゃん!」

「うるせえやつらだなぁ。ったく、そもそもお前が金貸してくれればいいんだよ。たっぷり持ってるんだろ、社長令嬢なんだからよぉ」


きっと、しーちゃんが漁港に来てから今までずっとつけてたんだ。

そして、しーちゃんが1人になるのを見計らって襲った。

......許せない。

本当に、許せない。

私は立ち上がって、ちょうどやつが後ろを向いていたから、その背中をバッグで殴った。


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