泣いて、凪いで、泣かないで。
山内とは小学校の時も一緒で、クラスが同じになれば水をぶっかけられたり、ジャージや靴を隠されたりした。

クラスが離れても、私の悪口を言いふらし、私は逃げ場がなかった。

でも、そんな私にも友だちがいた。

いつも私の心配をしてくれて、相談に乗ってくれた、なっちゃん。

いつも私に笑いかけてくれて、楽しませてくれた、ちょっと不思議だけど可愛いしーちゃん。

そして、ずっと私の1番近くにいて、私のことを守ってくれて、ずっとずっと私の憧れで、ずっとずっとずっと私の1番の好きでいてくれた、ゆっと。

その他にだって、私には大切な人がいて、

お母さん、おじさん、おばさん、ゆづちゃん、

煌人くん、爽くん。

皆大事なんだ。

だから、死ねない。

目障りだろうが、価値がなかろうが、死ねばいいって思う人がいようが、私は死ねない。

大切な人たちとこれからも笑いたいから、

大切な人たちとこれからも生きていきたいから、

こんなところで死ねないんだよ。

私はなんとか立ち上がった。


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